[00:30.42]ここがいつからchanceとhopeが
[00:32.96]与えられる国に変わったのかは
[00:37.82]わからないけれど
[00:41.14]少なくとも僕には関係ない
[00:44.56]何百年何千年と
[00:46.91]階級の呪縛は解けないまま僕らは今日も
[00:50.90]ひたすらシャツを洗う
[00:54.48]君は誰かと比べられているのかい?
[00:57.86]存在を無視されるより
[01:01.81]ましなことなのさ
[01:05.17]対象からさえも外されて
[01:07.66]生きるってことは流れてくるものを
[01:10.85]全部受け止めて行くってことさ
[01:13.62]それがどんなものでも抗えない
[01:18.54]洗え 洗え 洗うんだ
[01:21.14]この洗濯の山が消えることはない
[01:24.32]生まれてから死ぬまで
[01:26.38]この手がこの指が乾くことはない
[01:29.65]太陽が昇り沈み
[01:31.89]またブリキの屋根いっぱいに干すだけの
[01:36.89]Dhobi Ghat
[01:41.66]
[01:50.66]僕がどうして今日だけ仕事もしないで
[01:53.88]何も食べないで
[01:56.28]涙にくれているのか
[02:01.05]密かに心寄せてたあの娘が
[02:04.39]街へと売られたよ
[02:06.74]じゅうたん工场で働くなんて嘘っぱちだ
[02:10.97]あの娘は戻れない
[02:14.50]ここはchanceやhopeに見限られた街
[02:17.79]それでも歯を食いしばれ
[02:21.93]爪に灯をともせ
[02:25.14]死ぬ思いで貯めたその金を握って
[02:28.43]あの娘のいる街へ
[02:30.88]日に何十人
[02:32.26]客を取らされ空を见つめる
[02:34.95]あの娘のいる店へ
[02:38.55]そして 逃げろ 逃げるんだ
[02:41.19]僕の手を離すな 離したら最后だ
[02:44.22]生まれてから死ぬまで
[02:46.56]二度とは味わえない高揚感だ
[02:49.41]追っ手の声が聞こえて
[02:51.82]路地裏のわずかな隙間に滑り込む
[02:56.89]Dhobi Ghat
[03:24.20]
[03:45.24]嗤え 嗤え 嗤うんだ
[03:47.90]これ以上
[03:48.71]下に落ちることは出来ない
[03:50.99]だからここで洗うんだ
[03:53.23]この洗濯の山が命をつなぐ
[03:56.15]かわいいあの娘とともに
[03:58.45]このブリキの屋根に上って月を見る
[04:03.59]Dhobi Ghat
[04:12.53]