落ち葉が舞う音に包まれて

ふと立ち止まり振り返る

あの日の笑顔や言葉たちが

風と共に蘇る

足元を埋め尽くす色とりどりの葉

過去の記憶を呼び起こすように

でも掴んだ瞬間に崩れていく

未来へ進む勇気を問うように

舞い散る葉が教えてくれる

時間は止まらず流れていく

過去への愛しさと未来への不安

その狭間で僕は立ち尽くす

それでも前に進むために

一歩ずつ風を受けながら

曇り空の下で見上げた木々

すっかり裸になったその姿

誰かがそこにいた証も

いつか消えてしまうのかな

未来が見えない夜の静けさに

立ちすくむ僕を包む秋の匂い

それでも足元に積もる葉たちが

新しい道を照らしてくれる

舞い散る葉が教えてくれる

変わらないものは何もないけど

失くしていくたびに生まれる想い

その温もりを信じてみたい

過去が僕を形作るなら

未来もきっと僕を待っている

落ち葉が積もるこの道を

君と歩いた日の記憶

それは遠いけれど

今も心に灯る光

舞い散る葉が導いてくれる

迷いながらでも進んでいける

未来がどんな形でもいい

この風に心を任せたい

過去も未来も抱きしめながら

新しい僕を見つけていく