どうせ死ぬときゃ 裸じゃないか
あれも梦なら これも梦
愚痴はいうまい 玄界そだち
男命を 情にかけて
たたく太鼓の 暴れ打ち
酒と喧哗は あとへはひかぬ
意地と度胸の 勇み驹


惚れちゃならない 义理あるひとに
知って照らすか 片割れ月に
男泣きする 松五郎
橹太鼓(やぐらだいこ)の 灯(あかし)がゆれて
揃い浴衣の 夏がゆく
ばちのさばきは 人には负けぬ
なんでさばけぬ 男のこゝろ
小仓名代は 无法松