キミの隣、手探りで

今更言葉を捜してる

溢れだした気持ちはいつまでも

通り過ぎてくだけなのに

曖昧な感触、近づく距離感に揺れる

微かに触れた手、上がる心拍数

合わない歩幅が、ただもどかしいな

キミと居たくて、なるべく遠回りした

帰り道

キミと二人きりで食べたアイス

少し溶けた感覚

熱を帯びる体温

夜風に吹かれた前髪

赤く染まる

わざと視線外して

瞬間、淡く見えた

伝えたいこと、また隠した 

勇気も出なくて遠くなった

すれ違いで、重なり合わずに

踏み出せなくてまだ、届かないんだ

帰り道

一人きり

見つめたキミの背中

絞り出した声、震えてた

キミが振り向く

秋なのにやけに暑くて溶けたアイス

キミと視線合わせて、覗いた瞳の奥

吐息で計る答え合わせ