真夏のかけら - 辻林美穂

词:Miho Tsujibayashi

曲:Miho Tsujibayashi

きつく結わえた髪をなでる爽風

片蔭の切れ端

息を切らして

重いペダルを漕いだ

あの丘の上まで

瞬くことさえ許さない

強くささる光が

私の胸の奥で弾ける音がしたの

優しく掬い上げた真夏の欠片

いつか色褪せてしまっても

忘れないで

遠く離れたあなたの元へ行こう

電話越しの声に

耳を澄まして夢の続きを読んだ

真夜中の果てまで

つまずくことさえ許さない

つらく当たる光が

私の胸の奥で

こぼれる音がしたの

密かに紡ぎあげた真夏の記憶

いつか古ぼけてしまっても

忘れないわ

とろり微睡むあなたを見つめて

ちくり刺す時の針をそっと抜いた

いつまでもそばにいて

優しく掬い上げた真夏の欠片

いつか色褪せてしまっても

忘れないで

密かに紡ぎあげた真夏の記憶

いつか古ぼけてしまっても

忘れないわ