相変わらず

全部許されていないような気がしてしまって

消えちまえと吐き捨てられたい夜ばっかだし

例えるなら

叶わない夢を孕んで

可視光の届かぬ霧中で

霞む目の前

凛と赫いその髪が揺れてる

ありきたりな

月並みな言の葉で

君を、君だけを綺麗に思い描いて

なぞった輪郭を思い起こして

いまはただ眠りにつくだけ

指の隙間から零れ落ちないように

君のてのひらのやさしさを

ありきたりなメロ

ありきたりなコード

ありきたりな歌詞

不器用を治せない僕は

長い前髪で隠そうとしてる

普通の意味なんか知らないふりをしていまは

拙い指先で色づけていくだけ