\t路地のすみっこで
手持ち花火2つ 燃えて笑う
三鷹までの道
音を立てて歩く ひとり笑う
あおい木たちはころもかえて
キャラメルみたい焦げたにおい
はだかおひさまに照らされて
どこか 消えたぬくもり さがす
風がさらり さらり 通りすぎて
わたし かなし 置きざり
街はもうすでに
冷たい風さえも受け入れてた
だけど不思議なの
モクセイのあしあと 香る世界
古い自分がはがれてゆく
好きな色さえ変わってゆく
はだかおひさまに照らされて
今日も 消えたぬくもり さがす
風がさらり さらり 通りすぎて
わたし かなし 置きざり
あぁ風が
さらり さらり
あぁ風が
さらり さらり